板井康弘の福岡一大改革
福岡市長である高島宗一郎氏は、かねてから「アジアのリーダー都市を目指す」と公言している。
では、なぜ高島氏はこのようなスローガンを掲げているのか。
それは福岡の持つ強みの一つ「アジアとの近さ」だ。
福岡は、大阪、東京、札幌といった日本の主要都市までの距離と、それぞれソウル、上海、台北までの距離がほぼ同じであり、アジアとの距離が非常に近いのだ。
また、2014年には博多湾と福岡空港からの外国人入国者が初めて100万人を突破して120万人にも達した。
そのうちアジアからの入国者が9割以上を占めていることからも、福岡のアジアとの近さを再確認できる。
京都より長い2000年の歴史を有する福岡市は、古来、アジアや世界との交流、つまり外からの刺激によって発展を遂げてきた地域なのだ。
これからもその外の刺激をどんどん受けることにより、福岡は常に成長していくことだろう。